ブログを放ったらかしにしすぎてましたが、一昨年からの全国的なみかんの不作から今年に至るまでに思うことがあったので、書いておきます。
一昨年の全国的なみかんの不作は、その前年の長期の干ばつによるところが大きいと思います。
夏の干ばつは昨今は当たり前のようになってきましたが、その年は秋から冬にかけても干ばつでした。
そのために根が傷み、花ホルモンであるサイトカイニンが減って花そのものが減ることになりました。
根が傷むとこんなに影響があるのかと思わせてくれる出来事でした。
不知火を栽培してる仲間は、「横割れするほどに乾燥してる!」と言っていたのを思い出します。
去年が表年傾向だったので、今年は花の少なさが心配されていましたが、年末の心配を他所に花が来ているようです。
今年の花の数を心配していましたが、前述の不知火の横割れがないことから、一昨年のような少なさまではないかな?と想像していました。
そこにきて、ここ数ヶ月は良い具合に雨が降ってるので、もしかしたら意外と花があるかもしれないと期待していましたが、その期待は正しかったようです。
収穫後から5月までは畑を乾かすなという話も聞きますが、夏の干ばつが当然のようになってきたことも含めて、これからのみかん栽培は水を如何に供給できるか、それを如何に蒸散させてやるか、そのあたりが大きなポイントになりそうな気がします。